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リハビリテーションについて

ロボットリハビリテーション

当院では、早期に運動機能やADL自立度を向上させることを目的に、楽しくモチベーションを保って訓練ができる新しい治療法として、ロボットを用いたリハビリテーションを行っています。ロボットの使用により、従来に比べて時間当たりの運動量が増加し、効率的な訓練が可能になるため、リハビリテーションの実施期間や在院日数の短縮が期待できるとされています。動画では、上肢訓練ロボットの「ReoGo-J」、下肢訓練ロボットの「ウェルウォーク」と「ウォークエイド」をご紹介します。


■ 上肢訓練ロボット「ReoGo-J(レオゴーj)」

片麻痺の上肢は、装具での機能代償が困難でADLの向上が難しいとされ、軽度から中等度の上肢麻痺に対してロボットを用いた訓練機器が開発されました。密度の濃い機能的訓練を繰り返すことによって、 片麻痺は大きく回復する可能性が臨床研究で示唆されています。

■ 下肢訓練ロボット「ウェルウォークWW-2000」

歩麻痺足にはロボット脚を装着し、専用のハーネスを装着して軽く吊り上げた状態で、脳卒中などによる下肢麻痺のリハビリテーションとして歩行訓練に用いるロボットです。モチベーション維持を支援するゲーム機能があり、患者様の「歩きたい」を支援します。

■ VRリハビリテーション「mediVRカグラ」

仮想空間上の狙った位置に手を伸ばす動作を繰り返すことで、姿勢バランスや二重課題型の認知処理機能を鍛えるリハビリテーションをサポートする医療機器です。

▼ 「mediVRカグラ」臨床データ

  • 歩行速度評価(対象者22名の平均数値)    

    トレーニング前 0.68m/s

    トレーニング後 0.78m/s

  • バランスの評価:FRT(対象者21名の平均数値)

    トレーニング前 18.0cm

    トレーニング後 21.9cm

  • 上肢機能評価 :STEF(対象者13名の平均数値)

    トレーニング前 54.0点

    トレーニング後 64.7点