06-6857-7756
当院は3つの理念のもと、患者様・ご家族様が笑顔を取り戻していただける医療、地域医療のクオリティ向上により貢献できる医療をめざします。
当院における基本方針は以下のとおりです。
・歩行能力を早期に獲得できるようアプローチを行います。
・リハビリテーションで獲得した動作を実生活に汎化します。
・課題指向型訓練を積極的に行います。
・ロボット等の先端機器を使用し、安全で科学的なリハビリテーションを提供します。
・訓練内容の優先度を常に考慮したリハビリテーションを展開します。
・1日でも早く元の生活環境に戻れるよう、あらゆるサポートを行います。
・退院すればリハビリテーションが終了するのではなく、退院後から始まる“日常生活を送る”リハビリテーションが継続して必要です。また、入院中と退院後では環境が大きく異なるので、自宅など退院先での環境に身体能力が適応しているかの確認が必要です。環境と身体能力の不適応が起これば、引きこもりから寝たきりに陥り、QOLが低下することも考えられます。逆に退院後も機能回復は可能で、回復期で不可能だった能力向上が望めるようになります。
リハビリテーションにより新しい生活スタイルを確立し、退院後も安心できる在宅復帰と社会参加を目指します。
・法人内には、退院後の外来・訪問リハビリテーションを行う体制を整えており、連携を図りながら継続したリハビリテーションを提供します。
・退院後に身体機能・能力が低下した方に対し、短期間で集中的なリハビリテーションを提供する“リ・コンディショニング”入院を行います。
・いわゆる回復期間を過ぎた方に対しても、ロボットリハビリテーションやニューロリハビリテーションの代表とされるCI療法を提供し、身体機能や能力の改善を図る取り組みを行います。
一人の人間として常に尊重され、医療従事者とのベストパートナーシップのもとで医療を受ける権利があります。
国籍、宗教、信条、性別、障害の有無、社会的地位などに関わらず、差別なしに適切で最善のリハビリテーション医療を受ける権利があります。患者さまが未成年や認知症、高次脳機能障害等で合理的な判断を下すことが難しい場合でも同様に、患者さま、ご家族さまの意思は尊重され、最善の医療を受ける権利があります。
医療上の記録に記載されている自己の情報を得る権利を有し、また症状や治療方針について、納得できるまで十分な説明を受ける権利があります。
治療方針やケアの内容について充分な説明と情報提供を受け理解したうえで、治療方法などについて意見を表明し、自ら決定する権利があります。また診療の過程においても、他の医療機関の医師の意見を求める権利があります。
診療の過程で提供した個人情報の内容が守られ、診療に関する個人情報や自分のプライバシーは厳格に保護される権利があります。
ベストパートナーシップ
お互いの思いと立場を理解・尊重し、共に歩みますリハビリテーション医療はQOLの医療です。 臓器の組織学的ダメージに起因する機能障害により、自立した生活を送ることが困難になった方が、元の生活の場にまで戻るサポートをするのが私たちの役割です。 私たちと患者様が「機能障害の克服」という共通の目的に向かってパートナーシップを組み、あらゆる手段を協力して遂行する必要があります。 患者様の苦しみと共に向き合い、医療人として常に成長し続けてまいります。
研鑽と向上
知識・技術・人間性の向上を目指し、研鑽を続けます医療現場に身をおく私たちは、一分野の医療のプロフェッショナルであるとともに、科学のプロフェッショナルでもなければなりません。知識・技術の習得のための研鑽は、必ず持ち続けねばならない基本姿勢です。同時に、人間性の向上も求められます。私たちがパートナーを組む患者様の多くは、人生の先輩に当たる方です。私たち自身がそのような患者様からも教えていただき、知識・技術を高めるのですから、向き合う姿勢として襟を正し、自らの未熟な人間性を向上させていくという謙虚な気持ちを持つことが必要です。
探求と発信
地域社会への貢献を探求し、その発信を使命とします医療連携が求められる時代において、リハビリテーション医療は自院の質だけではなく、地域の質の向上を叶えてこそ、退院後のQOLも向上します。私たちはリハビリテーション医療のプロフェッショナルとして、地域社会に貢献する義務があります。地域のリハビリテーション医療の質の向上のために貢献できることを探求し、成果を発信していくことが、結果的に自院の質の向上につながります。 この地域にある、この病院だからこそ、高い質が達成されるのです。