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医師採用情報

診療部の紹介

当院は、全国で不足しているリハビリテーション科専門医の教育に力を入れていく方針です。 日本リハビリテーション医学会が認定するリハビリテーション科専門医資格取得まで、様々な形でバックアップします。
治療医学が進歩し、高齢化社会への進行が加速していく中、ますます、「疾患・障害を有しても、最高のQOLを追及したい」という患者様のニーズが増加しています。患者様のQOL向上を究極的な目標とするリハビリテーション科は、まさに時代が求めている診療科と言えます。 リハ医学会の専門医は広い範囲の疾患を経験する必要があり、現実には多くの病院で患者様の疾患の内容等に偏りがある現状を考慮すると、比較的取得の難しい資格であります。 関西リハビリテーション病院リハビリテーション科は、2005年7月に開設した北摂で有数の規模の回復期リハビリテーション病院であり、患者様の、身体機能、日常生活の活動、社会的な参加レベルを可能なかぎり回復させるための体制が整備されています。また、理学療法・作業療法・言語聴覚療法を担当する療法士数も当院全体で120名と、大阪府内でも有数のスタッフ数をそろえています。2009年7月からは新千里西町に篤友会リハビリテーションクリニックを開設し、在宅リハ・外来リハなどの地域の維持期リハにも踏み出し、継続的に患者様をフォローすることが可能となりました。 もちろん、日本リハビリテーション医学会の研修施設も取得しており、これから全国で不足しているリハビリテーション科専門医の教育に力を入れていく方針です。当院は兵庫医科大学リハビリテーション科の関連病院でもあり、希望に応じて、関連施設(兵庫医科大学西宮本院・ささやま医療センターなど)で研修(検査・急性期リハビリテーション・維持期リハビリテーション)も可能です。

教育・研修体勢

我々の理念・教育方針の基本は以下の3つを研修において身につけることです。

  • 1.障害を持った患者さんを総合的に診療する全人的医療を修得する。
  • 2.科学的根拠に基づく適切なリハビリテーション医療を患者さんに提供する。
  • 3.チームリーダーとしてふさわしい技能・人間性を形成する。
その上で、各医師の興味・ニーズに合わせて研修コースをご用意しています。

  • 1.専門医養成コース

    日本リハビリテーション医学会専門医取得には、認定研修機関での3年間の研修が必要で、3年間研修の後、4年目の最短で専門医を取得するコースです。

    1年目
    入院患者さんをスタッフ医師の指導のもと、受け持ち(能力に応じて20人くらいまで)、基本的な診療態度を身につける。
    主に回復期病棟の脳血管疾患、運動器疾患の診療経験を積む。
    リハ医に必要な基本的検査(筋電図検査、嚥下造影検査、膀胱機能評価)を指導医のもとに施行し手技をマスターする。
    リハ医学会地方会での症例報告を行う。

    2年目
    筋電図検査、嚥下造影検査、膀胱機能評価などの検査を単独で施行し、評価することができる能力を身につける。
    関連施設での研修を含む症例のバリエーションを増やし、専門医取得に必要な症例を網羅する。
    リハ医学会学術集会での発表を指導医の指導のもとに行う。
    発表した内容を指導医の指導のもとに論文化する。
    コメディカルの指導を行う能力を身につける。

    3年目
    次年度の専門医取得に向け、さらに経験を積む。
    他科からのコンサルテーションに的確に応えることのできる能力を身につける。
    若手医師の指導をする能力を身につける。
    単独で学会発表、論文執筆をする能力を身につける。

  • 2.回復期担当医師コース

    専門医取得までは希望、キャリアとしてリハビリテーション医師の仕事をしたい、学びたいと考えている人に、ご希望に応じて1年~2年でのコースをご用意しています。

    1年目
    主に脳血管疾患、運動器疾患の回復期病棟の入院患者さんを受け持ち(スタッフ医師の指導のもと、能力に応じて20人くらいまで)、基本的な診療、リハ処方を身につけ、リハチーム運営に携わる。
    回復期のリハ医に必要な基本的検査(嚥下造影検査、膀胱機能評価)を指導医のもとに施行し手技をマスターする。

    2年目
    回復期病棟のリーダーとしてリハチームの運営を行う。
    嚥下造影検査、膀胱機能評価などの検査を単独で施行し、評価することができる能力を身につける。
    リハ関連の各種学会での発表を指導医の指導のもとに行う。

ご希望があればさまざまなコースのご用意に応じますので、お気軽にご相談ください。研修期間終了後も、当院に勤務を継続されるのは大歓迎です。大学またはその関連病院に赴任することも可能です。

女性医師の育児支援のための短縮勤務(朝10:00から昼16:00まで)で、回復期病棟担当医師募集もしています。s

学会発表
  • 2016.6.11

    å第53回日本リハビリテーション医学会学術集会

    ギランバレー症候群の手指伸展拘縮に対し装具療法を行った1例

    波戸本 理絵

  • 2016.6.10

    第53回日本リハビリテーション医学会学術集会

    CI療法介入前後における球面座標解析を用いた手関節運動の計測・解析の試み

    松本 憲二

  • 2016.6.10

    第53回日本リハビリテーション医学会学術集会

    60名のリハビリテーション患者のFIM利得率の検討

    稲田 啓次

  • 2016.6.10

    第53回日本リハビリテーション医学会学術集会

    当院における廃用症候群の栄養評価とFIM改善率の検討

    井坂 雅子

  • 2016.3.20

    第40回日本リハビリテーション医学会近畿地方会

    重度の薬剤性嚥下障害から長期間の嚥下訓練により経口自立となった1症例

    岡田 豊次

  • 2016.3.20

    第40回日本リハビリテーション医学会近畿地方会

    有痛性強直性痙れんに難渋した視神経脊髄炎に対するリハビリテーションの経験

    森 佐保

  • 2016.3.4

    回復期リハビリテーション病棟協会第28回研究大会

    当院における「とろみ」の基準について(嚥下造影検査も含め)

    三好 正浩

  • 2015.9.12

    第39回日本リハビリテーション医学会近畿地方会

    頚椎骨棘による嚥下障害を合併したコルサコフ症候群に対するリハビリテーションの経験

    清家 美恵子

  • 2015.5.28

    >第52回日本リハビリテーション医学会学術集会

    当院におけるWalkAide Rの使用状況とその効果について

    清家 美恵子

  • 2015.5.28

    第52回日本リハビリテーション医学会学術集会

    当院におけるBWSTT使用の現状と効果について

    森 佐保